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オフィスに最適な加湿器選び

加湿器
オフィスに最適な加湿器選び

秋も深まり、朝夕と冷え込むことが多くなる季節になってきました。室内の温度も低下し空気中の水分も減少するため、職場の乾燥が気になる人も増えてきたのでははないでしょうか。

肌寒くなるにつれてオフィスなどではエアコンの空調管理により湿度が30パーセントを下回ることも少なくありません。湿度が30%を下回ってくると肌の乾燥やかゆみ、のどの痛み、せき、鼻水など人体に不調が発生し免疫力も低下し始めます。のどや鼻の粘膜が傷つき風邪やインフルエンザなどへの抵抗力も低下してしまいます。

職場の乾燥が気になる

国の事務所衛生基準規則で職場の相対湿度は40%以上70%以下になるように努めなければならないと規定されているように、このようなストレスのある労働環境は社員の健康を害します。また職場の生産性低下をももたらしますので、乾燥対策のために加湿器を利用し空気環境を改善することが望まれます。

ただ一口で加湿器といっても多くの種類があり、担当者様もどれを選んだらいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回はオフィスなど職場で使うのに適した加湿器をご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

 

加湿器の種類は大きく分けて4種類

加湿器の種類は大きく分けて4種類

加湿器には水を蒸気に変える方法が異なる4つの方式があります。超音波式、スチーム式、気化式、ハイブリッド式と呼ばれそれぞれに特徴があります。どの加湿方式がオフィスに適しているのかメリットとデメリットを比べながら確認していきましょう。

 

超音波式

超音波式は水を超音波によって振動させ霧状にして空気中に噴霧し加湿します。安価で音が静か、消費電力が低いというメリットがあります。白い霧が勢いよく加湿器から出るため見た目にも加湿されているのを感じることができます。

ただ実際の加湿能力そのものは低く、また水の中の不純物をそのまま空気中に飛散させてしまうのでメンテナンスをしっかりしていないとレジオネラ菌が繁殖し肺炎などの原因になることがあります。よく加湿器による肺炎の集団感染が報道されますが、ほとんどの場合この超音波式加湿器のメンテナンス不足が原因です。

そのため超音波式加湿器は、加湿能力と衛生面からも多くの人が働くオフィスでの使用には適していないといえるでしょう。

 

スチーム式

スチーム式は水をヒーターで加熱し、蒸気で加湿する方式です。即効性があり水を加熱により沸騰させるので、殺菌効果もあり衛生的というメリットがあります。また部屋の温度を暖める効果もあります。

日々のメンテナンスは比較的簡単なイメージがありますが、長期間利用するとスケールと呼ばれる水道水に含まれるカルシウムなどの残留物がこびりつき故障の原因にもなるので、やはりこまめに掃除をする必要があります。

デメリットとしては電気代が非常に高く音もうるさいことなどがあげられます。また大量に発生する蒸気が直接あたるとスマホやパソコンなどの精密機械の故障の原因になることもあります。

現在市販されているスチーム型の加湿器で最も加湿能力の高い機種は三菱重工製のroomist SHE120RDとなりますが、 加湿適用床面積は55㎡程度と広いオフィスにはやや能力不足かもしれません。

roomist SHE120RD

気化式

気化式は水を含んだフィルターにファンの風をあてて水を気化させ、湿った空気で加湿する方式です。菌よりも小さい気体で放出するためレジオネラ菌などを空気中に放出する危険性は殆どありませんし、ファンを回すだけなので消費電力は抑えられもっとも経済的です。

また比較的静音で、蒸気も熱くないため安全に使用できます。気化式は一般的に加湿能力が低いとされてきましたが、最近ではメーカーの開発努力により加湿能力が非常に高い商品も出てきました。

ただやはり加熱をしないため即効性はなく、気化した水分が周辺の熱を奪うため部屋の温度は少し下がってしまいます。加熱殺菌もできないのでフィルターなどに雑菌が繁殖しやすくこまめに掃除をしないと運転時に異臭を放つことがあります。
フィルターの掃除には面倒なクエン酸でのつけ置き洗いなどが必要で、気化式の最大のデメリットはやはりメンテナンスだといえるでしょう。

気化式の加湿器はメンテナンスの手間がかかりますが、パナソニックのFE-KXP23のように適用床面積が106㎡と高性能な加湿能力を持つ機種もあり、オフィスの乾燥対策に十分効果的な商品を見つけることができます。

FE-KXP23

ハイブリッド式

最後に気化式の加湿器にヒーターを内蔵したより加湿能力の高い温風気化式の加湿器をハイブリッド式として取り上げます。

この加湿方式は、湿度が低下している時にはヒーターを稼働させフィルターに温風をあててより速いスピードで室内を加湿します。そして一定程度まで加湿されるとヒーターを切って自動的に気化式で加湿します。

つまりスチーム式のような即効性のある非常に高い加湿能力と、気化式の省エネで電気代を抑え経済的というメリットを併せ持つ非常に効率の良い加湿方式となります。また超音波式のように水を直接噴霧せず気化させて加湿するため、水中に存在しているレジオネラ菌を排出することもほとんどなく衛生的です。

 

メリットばかりのようなハイブリッド式の加湿器ですが、やはり気化式と同様にメンテナンスの手間が最大のデメリットとなります。フィルターのつけ置き洗いやトレイの清掃などメンテナンスをしっかりしないとフィルターに雑菌が繁殖し悪臭などを発生させてしまいます。

ただメンテナンスさえしっかり行えばハイブリッド式の加湿器は即効性、加湿力に優れているため最もオフィスでの利用に適しているといえるでしょう。

加湿器最大手のダイニチ工業から発売されているHD-242は加湿量2400mL/h、加湿適用床面積が110㎡と現在市販されている商品では最大の加湿能力となっています。それほどの加湿能力の高さを持ちながら省スペースで静音性にも優れ、トレイなども抗菌で清掃のしやすい形になっています。コストパフォーマンスにも優れおすすめの商品です。

HD-242

いつの間にか年の瀬も近づき、寒くて乾燥の辛い冬も目前です。乾燥は健康の大敵です、インフルエンザや風邪から大切な社員様を守るためにもオフィスに加湿器を導入し、より健康で快適な職場環境を整えましょう。