生産性損失は55万円!空気清浄機で花粉症対策を
今年の花粉量は例年よりやや多め
暖かい春の気配が近づくにつれ花粉も飛び始め、花粉症の人にとっては憂鬱な季節になってきました。日本気象協会によると今年の花粉の飛散量は例年より多めになるとのことで、PM2.5の飛来も増えるなか何らかの対策を職場で検討してみてはいかがでしょうか。
企業にとって大きな損失に
健康経営上の概念で、心身の問題により出社し働いているにもかかわらず充分にパフォーマンスが上がらない状態をプレゼンティズムといいます。花粉症による鼻炎や頭痛、不快感でもこのプレゼンティズムという生産性が低下している状態が引き起こされます。
アメリカのダウ・ケミカル社で行われた調査によると、花粉症などの鼻炎による生産性の損失額は一人あたり年間で5,000ドル、日本円で約55万円だという驚きの結果が発表されています。社員数が100人ほどの会社では花粉症により毎年数千万円もの損失が出ている計算になります。
会社でできる花粉症対策
今では40%以上の人が鼻炎アレルギーを持つとされていますので、社員の健康と会社の生産性改善のためにも職場での花粉症対策は必須と言えるでしょう。それでは会社でできる花粉症対策は具体的にどのようなものがあるでしょうか。
最も効果的で即効性のある対策としてはやはり空気清浄機を設置することです。空気清浄機がフロアの空気を吸い込み、フィルターで花粉をキャッチしきれいな空気を放出することで飛散する花粉の量を減らすことができます。
空気清浄機は搭載されているフィルターがHEPAフィルターの製品を選びましょう。HEPAフィルターは粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しますので、直径10μm~30μmの花粉をほぼ完全にキャッチできます。
広いオフィスでフロア全体をカバーするためには大容量の空気清浄機を何台も設置しなくてはいけませんが、出入り口や会議室、休憩室など人の入れ替わりが激しく花粉が舞い上がりやすい場所に設置するだけでもかなりの効果が期待できます。
エアコンを利用した花粉対策も有効です。エアコンは室内の空気を取り込みそのまま室内に戻す仕組みになっていますので、花粉対策フィルターを取り付けたりこまめに掃除することで室内の花粉の量を減らすことができます。また掃除機で床掃除をすることで床に落ちた花粉が再び舞い上がることを防ぐことができます。
空気清浄機はメンテナンスが大切
今では多くの職場で空気清浄機が利用されていますが、前回掃除をしたのがいつだったか覚えている人は少ないのではないでしょうか。あるメーカーのアンケート調査では半数近くの人が空気清浄機を1年以上メンテナンスしていないと回答しています。
実際のところ空気清浄機のフィルター掃除などは大変面倒で業務の負担にもなり、どうしても後回しになってしまいがちです。しかし適切なメンテナンスを行っていない空気清浄機ではフィルターが目詰まりを起こし、本来の空気清浄力を全く発揮できない状態になってしまいます。また余りにも汚れた状態を放置するとフィルターにカビが生えてしまい、空気をキレイにするどころかカビを室内にまき散らし人体に悪影響を及ぼしかねません。
自動掃除機能付きでメンテナンスも楽々
このような事態を避けるため、仕事が忙しくメンテナンスの時間が取れない職場では自動掃除機能がついた高性能な空気清浄機がおすすめです。
自動掃除機能付き空気清浄機ではパワーユニットが定期的に自動でプレフィルターに溜まったホコリを取り除き、フィルターをキレイに保つことで本来の空気清浄能力を維持することができます。
メンテナンスも自動掃除で除去されダストボックスに溜まったホコリを半年に一度ほど捨てるだけの非常に簡単なもので、社員の負担も大きく軽減されます。
今年は花粉の飛散量が非常に多く花粉症の人たちには辛い春となりますが、空気清浄機を設置してできるだけオフィス内の花粉の量を減らし、社員が快適に働ける生産性の高い職場環境を作りましょう。